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女性にもすすめやすい。キールは赤ワインが苦手でも雰囲気◎カクテル

投稿日:2017-04-01 更新日:

女性にもすすめやすい。キールは赤ワインが苦手でも雰囲気◎カクテル

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見た目はまるで赤ワイン!キールというカクテルを徹底分析

キールという白ワインをベースにしたカクテルを飲んだことありますか?
作り方は簡単で、白ワインに少量のカシスリキュールを加え、ステアすることで完成します。赤ワインの渋みや酸味が苦手という方でも、見た目が赤ワインの様な感じであるため、ちょっとした雰囲気を味わえます。

飲み口も比較的爽やかで、ベースにする白ワインを変えることで味わいが変わるというのもこのカクテルのいいところ。つまり、別のお店で注文したら、前に飲んだものと味わいが違うなんてことは頻繁に起きます。

そんなキールについて徹底分析してみました。
おしゃれ好きな男性にとって、価値ある知識になると思います。

カクテル:キールの歴史は商業的なものだった?!

キールが誕生したのは、第二次世界大戦後のことで、ワインで有名なブルゴーニュ地方の中心的な都市、ディジョン市の市長であったキャノン・フェリックス・キールで、この方の名前をとって名づけられました。

戦後という時代は、ブルゴーニュ産のワインの出荷が伸び悩み、ワインの出荷促進を促すために考案したと言われています。ディジョン市の中心的な産業の一つであるワイン産業が低迷し、それをなんとかしようとした際に誕生しました。
白ワインをベースにしたカクテルを考案し、普及させることで産業を救おうと試みた。様々な販促活動を行った結果、徐々に広まっていったわけですが、ブルゴーニュ地方の白ワインだけでなく、もう一つの特産であったカシスリキュールの「クレーム・ド・カシス」についても同様に消費を伸ばしていったと言われています。

多くのカクテルは、バーテンダーやお酒に関して造形の深い方が考案することが多いと思われますが、キールに関してはそうでもなく誕生秘話に関しては、経済ことが大きく絡んでいるカクテルといってもいいでしょう。実際、このカクテルが飲まれるようになって白ワインやクレーム・ド・カシスの出荷本数が増えたため、キール市長は経営者としても非凡な才能があったと思われます。

バーテンダーから聞いた別の解釈

キールの歴史は、前述した商業的なものだとよくいわれていますが、これまで広く飲まれるようになったのは別のきっかけがあったとも考えられます。先日、バーテンダーとキールについて盛り上がった時に広まった諸説を聞きました。赤ワインが苦手な方に、赤ワイン好きの方と合わせるため、白ワインをベースに色付けをしたとか。たまたま赤ワインを切らしてしまい、代用として作ってみたなどとの時々の逸話は沢山あります。

カクテルが広がったきっかけは諸説あり、解明されていません。しかしちょっとした話題を知っておくことが、様々な話題に広がるきっかけになることも事実です。色々な角度から見てみると、見えてくるものも多くなります。

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キールの作り方は簡単!ベースと比率を変えることで多くの味わいが楽しめる

キールの作り方は、簡単で白ワインとクレーム・ド・カシスの比率を4:1~9:1でワイングラスに注ぎ、軽くステアするだけです。

多くの作り方では、先にカシスリキュールをグラスに注ぎ、よく冷やした白ワインを注いでいくということ。しかし、先日バーへ遊びに行った時に聞いてみたら、白ワインが先でもいいとのことです。その場合、比重の関係で自動的にお酒が混ざり合うのでステアは不要という意見もありますが、しっかり混ぜたほうがいいと思います。
とは言え、少量の方(クレーム・ド・カシス)を先に注いでおけば、あと何倍注げばいいのかわかりやすいため、きっちり分量を守りたい方はクレーム・ド・カシスを先に注ぐといいでしょう。

【作り方】
①ワイングラスにクレーム・ド・カシスを20~30ml注ぐ。
②よく冷えた白ワインを80~120ml注ぐ。
③混ぜあわせるため、ステアする。
※分量は、ワイングラスの大きさによって変わりますが、【白ワイン:カシスリキュール=4:1】の時の目安です。

キールに使う白ワインは何を選ぶ?!

キールに使う白ワインは、基本辛口の方がいいと言われています。実際、バーテンダーもそう仰ってました。
前述したキールの誕生秘話から、ブルゴーニュ産の白ワインを用いるのが一般的で、中でもブルゴーニュ・アリゴテといわれるアリゴテ種のぶどうを用いて作られたワインを使うのがいいのでしょう。

辛口ワインを選ぶのは、クレーム・ド・カシスをはじめとするカシスリキュールが甘口であるから、辛口を用いたほうが後味がすっきりします。食前酒として活用するのであれば、そちらのほうがいいでしょう。しかし、食後のデザートカクテルの様により甘いカクテルを飲みたいなら、甘口の白ワインを用いるのも一つでしょう。

白ワインを使用する際に共通していえることが一つあります。
それは栓をあけて間もない物を使用することが一番です。白ワインは、栓をあけてしばらくすると味が変わって酸味が強くなってしまいます。そうならないように、鮮度の高い開けたばかりの白ワインを活用するといいでしょう。

キールにおけるクレーム・ド・カシスの比率はどうするのがいい?!

キールを作る際、クレーム・ド・カシスの比率の違いによって味わいが違ってきます。カシスリキュールは、甘いため多めにすると甘口になります。甘口になるだけでなく、白ワインの風味が犠牲になってしまうでしょう。

ワインの味わいを楽しみたい場合は、クレーム・ド・カシスの分量を控えめにし、色合いのみ調整する入れ方がいいという意見もあるようです。

比率を変えることで風味が変わるため、特徴が変わります。オーダーする際は自分の好みも踏まえて、もしくはおすすめする相手の好みを踏まえて変えてもらったらいいでしょう。
甘いのが好きならば、「キールを、クレーム・ド・カシス多めで」なんていう風に伝えると一緒に来ている人と話題作りのきっかけになりますね。

キールから派生した様々なバリエーションカクテルを知ろう

キールというカクテルのベースを変えたり、使用するカクテルを変えるとキールのバリエーションカクテルが完成します。
違った味わいを求めるならば、頼んでみるのもいいでしょう。
友達とバーへ行った時に飲み比べてみるのも一つの方法ですね。

シャンパンの微発泡を楽しむ「キール・ロワイヤル」

白ワインベースのところをシャンパンベースに変えることで「キール・ロワイヤル」に名前が変わります。
キールと同様に辛口のシャンパンを使うのが一般的といわれており、代用品としてスパークリングワインを用いでも作ることはできます。誕生したのは、ウィーンでキールが誕生したフランスとは違うというのも驚きです。

シャンパンやスパークリングワインを開けると徐々に炭酸が抜けてしまうため、開けた直後に飲むのが一番美味しくいただけるでしょう。再び密栓できるシャンパンストッパーがあるため、多少は飲むことできますが、風味が落ちることもあるので、できれば避けたい所。ホームパーティーなどで一気に飲みきってしまいたいですね。

ピンク色のやさしい色合い「キール・インペリアル」

キール・ロワイヤルのクレーム・ド・カシスを木いちごのリキュール(フランボワーズ・リキュール)に変えると、「キール・インペリアル」に変わります。カシスの風味があまり好きではない場合は、木いちごのリキュールを選択するというのもいいですね。
より甘口になるため口当たりよく飲みやすくなるでしょう。

色合いも木いちごのリキュールを使うため、見た目がロゼのスパークリングワインのようになるため、とてもおしゃれで女の子に人気のカクテルといえるでしょう。

赤く爽やかな味わいが特徴な「キール・カーディナル」

キールのベースは白ワインです。それを赤ワインに変えることで「キール・カーディナル」という名前に変わります。お店によっては、単にカーディナルと呼ばれることもあります。
キールと大きく違うところは、キールほどワインを冷やさないことがあげられます。もちろん、あまりにワインの温度が高いと風味が変わってきてしまうので違いますが。ワインクーラーなどでしっかり温度管理や湿度管理がされているものであれば十分美味しく飲めます。

元々の由来としては、カトリックの高位僧が身に着けている赤いケープに見立てて命名されたといわれています。

赤ワインの風味が苦手な場合、キール・カーディナルを代用として飲むとパーティなどの際に雰囲気を味わえます。

アルコールが苦手な人はコレノンアルコールカクテルの「フォー・キール」

アルコールは苦手という方で、雰囲気だけは味わいたいという方におすすめなノンアルコールカクテルがあります。
「フォー・キール」は名前の通り、フランス語で偽物のキールという名前からキールで使うようなものは一切使いません。

作り方はラズベリーシロップ30ml程度をグレープフルーツジュースで割って軽くステアするという飲み方です。
白ぶどうジュースやカシスシロップを使うのかと思ったら違うので、全てにおいて偽物といえるかもしれません。

しかし、ちょっとした話題で盛り上がるようなお酒の場では、こういった話題になりやすいノンアルコールカクテルもいいかもしれませんね。

その他バリエーションカクテルは多いキール

キールのバリエーションは、多く単純に白ワインの種類を変えるだけでも名前が変わったりすることもあります。白ワインの代わりにブルゴーニュ産のシードルを使うと、「キール・ブルトン」に。白ワインの銘柄を「ルセット・ドゥ・サヴォワ」を使用すると「キール・サヴォワ-ル」。カシスリキュールの代わりにピーチリキュールを使用すると「キール・ページュ」など。様々なバリエーションカクテルが楽しめます。

あるものだけで作れてしまうキールというカクテルは、飲む人の好みによって変わっていくカクテルといえるでしょう。

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キールはアルコール度数がちょっと高めの大人なカクテル

キールは、バリエーションも含めワインをベースにリキュールを足しているためアルコール度数はちょっと高めになります。

アルコール度数12%のワインに、アルコール度数20%のクレーム・ド・カシスを使用するため、おおよそ13~14%程度になります。更にリキュールが甘いため飲みやすく、どんどん進んでしまう可能性があります。
白ワインやスパークリングワイン、シャンパンを甘口を選んでしまうと尚更甘く感じてしまいアルコールも感じにくくなってしまいます。

沢山飲んでしまうと、弱い人はすぐに酔いが回って潰れてしまうでしょう。
紳士的な男性であれば、飲みやすくてアルコール度数の高いお酒の扱い方は知っていると思うので、しっかりと女の子をエスコートしてくださいね。

まとめ

キールというカクテルについて知識が身につきましたね。

キールは作り方も簡単で、2種類のお酒を入れて混ぜるだけなため簡単に作れてしまうカクテルです。バランスを調節することで味わいを変化させることもできるため、飲む人の好みに合わせてあげるのがいいでしょう。

また、使う白ワインはお店によって違い、毎回違った味わいを楽しめるのもワインをベースにしたカクテルの楽しみです。もちろん、派生しているキール・ロワイヤルやキール・インペリアルなども美味しく飲むことができるでしょう。

アルコール度数は、カクテルにしては少々高めで13~14%。しかも口当たりが甘く飲みやすいため、つい多めに飲んでしまう可能性のあるお酒です。自分の許容量をしっかりわかっている人ならいいのですが、わからずどんどん飲んでしまう人が連れにいたらしっかりと見てあげるのが男性の鏡です。

アルコールが嫌いな人は、雰囲気だけ味わえるノンアルコールカクテルの「フォー・キール」もいいでしょう。
お酒の知識を語ることで、ちょっとした話題になるだけでもなく広がりを持たせることもできるため、キールの誕生秘話だったり、甘さを変化させることができるなどキールの特性を知っておくといいでしょう。

ワイングラスを片手に素敵な飲み方をしてみてくださいね。

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