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ふわふわとろ〜り一口で幸せ広がるベビーカステラ
ベビーカステラと聞いたら、何を思い浮かべますか?
お祭りの屋台や縁日で売っていることが多く、うきうきした気持ちになりませんか?
ベビーカステラは、ホットケーキやカステラのような生地を専門の機器で球状に焼き上げたものです。一口でパクリと食べることができ、周りはカリッと中はしっとりふわふわ。そんな誰からも愛されるお菓子なのです。
そんなベビーカステラの秘密と作り方についてまとめました。
実は色々な呼び方があるベビーカステラ
ベビーカステラは、地域によって作り方こそ似ているもの、呼び方は全然違います。東京ケーキ、チンチン焼き、松露焼き、福玉焼き、玉子焼き、ピンス焼き、コンチネンタルカステラ、ドラちゃんカステラなど、様々な呼び方があるようです。
地名がついた名称もありますが、東京ケーキだけは、北海道や福岡などのお祭りでも売られています。どれも昔ながらの素朴な味で、地域ごとに名称が根付いたのもベビーカステラの魅力の一つです。
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屋台で見かける美味しいベビーカステラを家で作ろう
屋台で作る食感をそのまま再現することは機器の関係で難しいですが、近いような味は出すことができます。球状の焼き菓子ということで、たこ焼き器を使って作ることになります。美味しいベビーカステラの作り方をまとめました。
実は単純!ベビーカステラの材料
ベビーカステラの材料は、一般的に小麦粉とベーキングパウダー、スキムミルクを混ぜた粉を利用します。また、ホットケーキミックスを利用した作り方もあります。他、卵と砂糖、牛乳、溶かしバターを使うのが主流で、ハチミツやみりん、白みそを混ぜる場合もあります。
抹茶やココア、チョコレートを入れて味に変化を持たせるやり方もあります。
以下、材料の一例です。
材料 (20個分)
卵2個
砂糖70g
はちみつ大さじ1(15g)
牛乳120cc
☆薄力粉150g
☆スキムミルク大さじ2(15g)
☆ベーキングパウダー3g
バター20g
ベビーカステラ生地の作り方
薄力粉とスキムミルク、ベーキングパウダーを混ぜあわせます。
卵を溶きます。溶き卵に砂糖を加え、色が変わるまで泡立て器でよくかき混ぜます。少し温めた牛乳にハチミツを入れ、よく混ぜた溶き卵の中に入れ、よく混ぜあわせます。よく混ぜあわせたところで、あらかじめ混ぜあわせておいた3種の粉を2回に分けてふるい入れ、その都度泡立て器でよく混ぜます。
生地が馴染んだら、20分程度寝かせます。その後、溶かしバターを寝かせておいた生地に入れなじませます。
ベビーカステラを焼き始めよう
たこ焼き器を熱し、焦げ付かないようにバター(もしくは、油)を塗ります。ある程度温まってきたら、一度電源をオフにして、生地を流し込みます。
生地はたこ焼き器のくぼみの五分目くらいまで流し込み、再度電源をオンにします。生地を焦がさないように温度調節は慎重にやりましょう。温度調節ができないたこ焼き器では、スイッチのオンオフで温度調節を行います。ちょっとずつ焼けてくると生地に気泡ができ始めます。
じっくり焼いて表面がカリッとしてきたら、2つをくっつけて1つにします。
こまめにオンオフを繰り返しながら、温度調節を行い、くるくると転がしながら表面が固くなるまで焼き続けます。
低温でじっくり焼いて、外はカリッと、中はふんわりし、屋台のような仕上がりになります。
中身にも工夫を凝らしてみよう
ベビーカステラは、プレーンな事が多く、餡が入っていないのが主流です。しかし、餡をいれることで美味しさが広がります。カスタードクリームやチョコレートクリーム、チーズ、あんこなど、好きな餡を中に入れてみるといいでしょう。餡を入れるタイミングは、ある程度こんがり焼き上がってきた後、2つをくっつける前がちょうどいいです。
くっつけた後も適度に焼き上げるので、中の餡もすごくいい状態になり、できたてを食べると幸せな気持ちになります。口に中に入れて中に入れた餡が飛び出してくる楽しさといったら、食べる方を喜ばせてくれます。
トッピングを工夫して、高級お菓子に早変わりするベビーカステラ
プレーンのまま食べても美味しいベビーカステラは、盛りつけた後トッピングを工夫することで更に美味しくなり見た目も豪華になります。単純なトッピングは、ザラメなどの砂糖をまぶすこと。ザラメは粒が大きいため、砂糖の衣がついたベビーカステラは見た目も華やかになり、食感にも変化が加わるため更に美味しくなります。
他には、チョコレートソースをかけたり、チョコペンなどでのデコレーション、色とりどりの製菓用カラースプレーを用いることでベビーカステラが高級お菓子に早変わりします。
手作りの利点は、デコレーションなど仕上げの工夫を凝らすことです。オリジナルのベビーカステラを作って、プレゼントにでもいかがですか?
屋台で作るベビーカステラとの違い
屋台で作るベビーカステラは、焼き器が銅板で出来ているため、熱伝導がいいため家庭で作る以上にカリッと仕上がります。同じ材料で行ったとしても、その部分に関しては器具の差ということもあるので、ご愛嬌といったところです。しかし、十分美味しい味に仕上がるので、一度作ってみてはいかがでしょうか?
気になるのはベビーカステラのカロリー
一口でパクリと食べることができるベビーカステラは、実は高カロリーな食べ物だったりします。材料によってもばらつきはありますが、おおよそ30〜45Kcalほどあります。一つだけでは決して高カロリーとは言い切れませんが、一袋に20個入っていたと仮定して、一人で全部食べてしまったらトータル600〜900Kcalにもなってしまいます。
家族やお友達など多くの人と食べるのであれば大丈夫ですが、一人で食べきってしまうことには注意したほうがいいかもしれません。家で作る時もたくさん作れてしまうので、ついうっかりということがないようにしたいですね。
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カロリーが気になる方にヘルシーに作るベビーカステラのレシピ
ベビーカステラのカロリーをちょっと落とし、ヘルシーに作ることもできます。その方法は、おからを使うといいでしょう。
おからをいれることで小麦粉の量が減るため、トータルカロリーが下がります。砂糖の量を減らしたり、砂糖の代わりにハチミツだけで甘みをつけたり、牛乳の代わりに豆乳を用いたり、ちょっとした工夫でヘルシーなベビーカステラに変身します。
レシピを調べてみると、人参をすりおろして生地に混ぜ込むなど、野菜を使ったお菓子になります。生地の工夫次第で何にでも変化するため、色々と試してみてくださいね。
死ぬほど美味しいベビーカステラ専門店
家でも作ることができるベビーカステラは、プロが作ったらとてつもなく美味しく仕上がります。美味しいベビーカステラを追い求めて、お店の味を探求してみませんか?
ベビーカステラの名所や専門店を紹介します。
元パティシエが作るベビーカステラ専門店「青いレンガ」(東京都)
世田谷区認定の名店、元パティシエが作るベビーカステラの専門店です。ベビーカステラは、焼きたては美味しいけれど時間が経つにつれて固くなり美味しさが半減してしまう…と思っている方は多いのではないでしょうか?
次の日になっても美味しいベビーカステラが作りたいという思いから、試行錯誤の末完成した逸品です。
家に持ち帰って冷めてしまった後、美味しく召し上がる方法として、レンジやトースターで温めても美味しく召し上がれます。
チョコフォンデュにして、ちょっぴり上品な食べ方もおすすめです。
前田のベビーカステラ(京都府近郊)
前田のベビーカステラは京都近辺のお祭りに出展する屋台で、地元民からこよなく愛されているベビーカステラです。
お祭りに出展されている時にしか味わえない、限定感があるためちょっと並んでも食べたいと思っている方が続出中です。
普通のベビーカステラと違い、後味が香ばしく瓦せんべいのような香ばしさと甘さが余韻として残ります。
三宝屋のベビーカステラ(姫路~福井県)
三宝屋(みたからや)のベビーカステラは、阪神間を中心に姫路〜福井県までのお祭りで見かけることができます。
年に数回しかないお祭りに来てくれる方に対して、楽しく過ごしてもらえるようにという心遣いが大元にあります。
そんな三宝屋が作るベビーカステラは、しっかり焼きあがっているものもあれば、中身がとろ〜りとしている半生の状態を頼むこともできます。
半生は、まるで中にカスタードクリームが入っているかのような味わいで、できたてを食べれば幸せな気持ちになれます。
ちなみに、ベビーカステラという名称は、三宝屋の先代が考案したとされています。
コンチネンタルカステラ(兵庫県)
兵庫県尼崎市にあるもちっとした新食感のスイーツ間隔で楽しめるベビーカステラです。
すべての素材にこだわっていて、牛乳は牧場で飲むと新鮮でとても美味しいと思います。その美味しさを追求したミルクを100%使用、そして栄養価が高く良質なたんぱく質を含むたまごをふんだんに使用しています。
中身にも工夫を凝らしており、餅を入れることでよりモチモチ感を演出しています。
昔の味を進化させたコンチネンタルカステラのベビーカステラを一度、楽しんでください。
正福屋(北海道)
正福屋のベビーカステラは、誰でも気軽に買える価格と安心して食べられる事にこだわり、材料は地元北海道で採れたものを中心に使用しています。ベーキングパウダーは、アルミニウム摂取の不安がなく、ミョウバンを含んでいないものを選んだり、トランス脂肪酸ないショートニングを使用したりと、安全にこだわったベビーカステラです。
正福屋のベビーカステラは、10個入り150円と、とても安く小さい子どもでも気軽に楽しむことができます。
小樽名物のぱんじゅうと共に多くの人から愛されるベビーカステラになっています。
お祭り名物のベビーカステラ
ベビーカステラの多くは、お祭りに出店していることが多いです。今回取り上げたところだけでなく、お祭りでは多くのお店を見かけることができます。簡単な材料でも丹精込めた作り方をしているベビーカステラは、家庭で作る味とちょっと違い美味しく出来上がっています。地域によっても味の違いがあるため、様々な地域のベビーカステラを食べ比べてみたいですね。
味を予想しながら、自分のレシピに工夫を凝らしてみてください。
まとめ
ベビーカステラは、たこ焼き器があれば家庭で気軽に作ることが出来ます。
上手に作るコツは、温度調節をしっかり行い表面をカリッと仕上げ、中はふわふわな状態を保つのが秘訣です。基本的にはプレーンで十分美味しい味わいを楽しませてくれます。しかし、餡を入れることで味に変化を持たせることもできます。あんこやカスタードクリーム、チーズなど好みで変えることで多くの味が楽しめます。
カロリーを気にする方は、おからやすりおろした野菜を用いることでちょっと抑えられます。生地は工夫次第で変化させることができるのがベビーカステラのいいところ。家庭で作る味だけでなく、専門店ならではの味わいがあります。
昔と変わらぬレトロな味わいや現代風にアレンジした、モチっとした食感や次の日になってもふんわり感を保つそんな新しいベビーカステラも考案されています。
ひとくちにベビーカステラといっても、様々な味わいがあります。足を運んで手に入れてもよし、自分で工夫して作ってもよし。そんなベビーカステラをもっと楽しんでください。